「すみません」という言葉で相手が傷つく場合があるの?!

自分との向き合い方

こんにちは、いろとそらです。

今日は実体験をもとに「すみません」という言葉について綴(つづ)っていこうと思います。

皆さんはどんな時に「すみません」という言葉を使いますか?

思い返しながら読んでいただけたらと思います💭

1.「すみません」が口癖の新社会人時代

私が新社会人のとき、とにかく「すみません」と謝っており、

まさに“すみません星人”でした。

先輩からの評価も “他の同期より「すみません」が多い” と言われるほどでした。

私は当時、自分が悪いとき、そうでないときに関わらず、

とにかく「すみません」と、意識的に使っていました。

当たり前ですが、新社会人は、仕事の何もかもが初めてですよね💭

それは “劣っている” のではなく “初めてでまだ知らないことが多いだけ” です。

しかし、私は “知らないことが多い” ことで

相手に迷惑をかけていることには変らないと思い、

なにかあればとにかく、自分の良し悪しに関係なく

「すみません」とペコペコして過ごしていました。

2.どうして「すみません」を必要以上に使ってしまうのか

自分に非があり、相手に謝罪するために「すみません」と

伝えることは、礼儀として正しいと思います。

しかし、自分に非がないとき、相手に「すみません」と必要以上に伝える必要はないと思います

それでも私が「すみません」と使っていたのは、

  • 自分に自信がなく、自己嫌悪感から謝る必要があると思っていたから
  • 謝ることで、相手に失礼に当たることはないと思ったから

です。

どちらも、自分に非があるわけではなさそうですね…。

何となく自分に非があると思ったから

上下関係や能力の差から、自分が謝るほうが良いと感じたから

という、自己肯定感のなさが影響しているような気がします。

ここでの大切なポイントは、自分に非があると相手に言われていない”ということです。

私の話になりますが… 私は自己肯定感が低いので、自分で何かを決断することが苦手です。

自分で決めたことに自信が持てないのです。

そのため、自分の意見を主張して

“自分が正解” “自分が相手を引っ張っていく”という状況も苦手です。

「すみません」と言うことで、相手より上にならないように人間関係を楽に済ませていた

のかもしれません…。

これは、

相手とのトラブルを避ける=怒られないようにする

完璧主義なところがある

ことも影響している気がします。

これらの原因は、実体験上、私が自分自身に対して感じていることです。

誰にでも当てはまることではないと思いますが、参考程度に見ていただけると嬉しいです)

3.「すみません」という言葉で相手が傷つく場合があるの?!

(少し話が変わりますが…)

ある時、『ヤンキーくんと白杖ガール』というドラマを見て、

「すみません」という言葉が相手を傷つけることがあると学びました。

 ―*―*―*― ↓ドラマの一部のエピソード↓  ―*―*―*―

ドラマでは、目の見えない女の子が公園のベンチに座れるように、

一緒にいる男の子が相手に席を譲ってもらえるようお願いをする場面があります。

席を譲ってもらった相手に対して、

男の子Aくんは「すみません」と声をかけ、

男の子Bくんは「ありがとうございます!」と声をかけました。

この言葉は、男の子が席を譲ってもらった相手に向けた言葉ですが、

それは女の子のために行った行動になります。

女の子は、「すみません」と言っている男の子Aくんの言葉を聞いた時、

「私は “すみません“と言われるような存在 なんだ」

自分を責めるようになっていました。

しかし、心よく「ありがとうございます!」と男の子Bくんがお礼を言ってくれたとき、

女の子は素直にとてもうれしい気持ちになっていました。

皆さんは、自分のためにどんな言葉を伝えてくれる方と一緒にいたいですか?

(なんだか、道徳の授業みたいになってしまいましたね(笑)💦)

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私はこのエピソードをみて、自分に非がない時以外に「すみません」と使うことは、

誰かを傷つけることがあると学びました。

仕事の場面に置き換えると、安易に「すみません」と使うことは、

私自身の存在を“無意識に傷つけている”ということになります。

このエピソードを通して、私ももし大切な人を守るために行動し、誰かに助けてもらった時は、

快く「ありがとう」と言える人になりたいと思いました。

また、仕事で理不尽な状況に遭った時、「すみません」と謝って自己否定し過ぎてきたあまり、

苦しくなる時がありました。

そのことを先輩に相談したとき、

「自分を守るために、自分の思いを伝えることも大切」

教えてもらいました。

このような過程を経て、日頃使う「すみません」の使い方も考え直すようになりました。

4.“すみません星人”の直し方

2.の項目(どうして「すみません」を必要以上に使ってしまうのか)でも話した通り、

「すみません」と言いすぎてしまう背景には

自己嫌悪自己肯定感の低さ完璧主義などが関係していることが考えられました。

私の実体験に基づく分析のため、皆さんに必ずしも当てはまるわけではありません…💦)

といっても、いきなり性格、思考、価値観等を直すことは難しいですよね…。

対策として私はまず、

その日気になった(心に引っかかっている)会話を紙に書いて、見直すことから始めました。

・相手の発言に対して、自分の言葉は適切であったか

・相手の言葉は何を意味していたのか

 (指導やアドバイスなのか、ただ怒っていただけなのか)

会話を黒字で書き、その会話を冷静に分析して思ったことを色の違うペンで書き足しました。

(例)

上司:ねぇ、次この仕事できる?  私:すみません、今やります。

この時は謝る場面ではなかった。自分は悪いことはしていない。

次からは「すみません」ではなく、「わかりました」と答えるようにしよう!

上司:あの時はこんなふうに工夫して取り組めると良かったね。

私:そうですよね…すみませんでした。

先輩はアドバイスをしてくれただけ。

 プラスに捉え、自分が成長できるきっかけをくれたことに感謝しよう…!

このように、色の違うペンで、自分に話しかけるように書きました。

それからは正しく「すみません」を使い、そして、

「ありがとう」をしっかりと言えるように意識しました。

私の場合、自己嫌悪や自己肯定感の低さ、完璧主義は色々な場面に影響しており、

根本的にすぐ直すことは難しいですが、

今回の件に関しては、この方法で少し解決することができたように思います。

「自分にかける言葉は、友達にかける言葉と同じようにかけてあげよう」と聞いたことがありますが、

まさにそのような感覚で皆さんも取り組んでみてはいかがでしょうか💭

友達には 「どうしてそんなこともできないの?」 と声をかけませんよね…?

ぜひ自分自身に優しくしてあげてください。

最後になりますが、

皆さんは「すみません」を正しく使えていましたか?

自分を下げることで人間関係を楽にするために使用していませんでしたか?

状況によっては、快く「ありがとう」と伝えられると、

幸せの輪が広がっていきそうですね😲!

このブログを通して、皆さんが自分で自分を大切にできたら嬉しく思います。

今日はここまでになります。

昔の私なら

「貴重なお時間を私のつたないブログに費やして頂きすみません…💦💦

ありがとうございますm(__)m💦」と言いそうですが(笑)、ここは快く…!

拝読して頂きありがとうございました!

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